ロータリーキルン窯は生産性が高く、チップ炭を作るのに適しており大量生産が可能です。ロータリーキルンのような連続炭化炉はバーナーを使って炭化しますので窯が大きくなればその分コストが増大します。
しかし、コストの面は別にして炭化方法が特殊ですので出来る炭も違います。温度を一定に制御できる窯ですが、出来る炭がどんなものかは確認が必要です。
ロータリーキルン窯の欠点
①滞留時間が異なる上、燃焼室が大きいため温度分布に差が生じ炭化斑(ムラ)ができる。
②炭化斑(ムラ)が出来ても選別が難しい。
③炭化炉内に元々入っている酸素を十分排出できず、炭化物は表面が燃えて白くなるので、消し炭状態になる。
④消し炭は、表面が燃えて灰が付着しており、炭の内部の炭化度は低い。
詳細はこちら・・・有機性産業廃棄物のコンベヤ式連続炭化装置の開発
同じに見える竹チップ炭でも内部までしっかり炭化されていないと、調湿材として『高品質』とは言えませんのでこの欠点を解決する設備導入が不可欠となります。
弊社の竹チップ炭は特許二重窯による炭化です。内窯内部への酸素流入を出来る限り遮断し、時間をかけて竹チップを芯まで炭化します。詳細は弊社HPの『特許技術』のページをご覧くださいませ。
(左)竹取座の竹チップ炭 (右)通電テスト
(左)炭焼きの様子 (右)北九州のテクノフェアにて出展(竹炭製造用二重窯)
弊社では湿気の吸放出に優れた通電する竹チップ炭を調湿材として製品化しています。