竹チップ炭とは・・・
「竹炭を焼いた後砕いた粒竹炭」と比べてその作り方も性能も違います。
まずは写真を比べてください。
左は竹炭を砕いたもの、右は竹チップ炭です。
竹チップ炭の製造工程は砕く順番が違います。まずは、竹をチップ状に砕きます。その後数日乾燥させ、炭化するのです。ですから、砕いた繊維状の竹炭もそのままの形で残ります(技術が必要ですが)
この作り方の違いで変わる竹炭の性質は・・・
竹炭を作った後に砕くと、大きい粒から目に見えない粒まで様々に砕かれます。この目に見えない粒が曲者で、砕かれた後にそのまま大きい粒状の竹炭に付着します。微細な竹炭が付着した竹炭は、湿気を吸う力はあるのですが、全体的に湿気を放出する力が弱くなります。
つまり水で洗い落とさない限りは、湿気を吸ったり吐いたりする調湿材としては、B級品となってしまいます。
竹チップ炭の場合、先に砕きますので竹チップ炭には微細な粉状の竹炭が比較的付着せず、吸着・放出の能力が高いことは、実験からも明らかです。→http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010773268
竹取座のHPにある『湿気・カビ対策』のページもあわせてご覧下さい。