竹炭香房 竹取座 「特許二重窯製法の竹炭」

竹取座は、独自の品質基準とその基準をクリアする特許技術で、洗練された竹炭を製造販売しております。

TEL.0977-66-1928

〒879-1504 大分県速見郡日出町大神4976番地

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大分商業高校の生徒さんがいらっしゃいました。(竹炭教室)

3月3日(日)

竹取座の竹炭教室に大分商業高校の財前先生率いる14名の生徒さん達が参加してくれました。

少し寒い日でしたが、朝10時に一行がご到着。次々と生徒さん達がバスから降りてきました。

総勢15名様。これだけの大人数は、弊社も初めてでした。

 

『大商マーケット』という名称、ご存知の方も多いと思います。毎年、様々なテーマでビジネスの

展開と大分県のPRをしていらっしゃいます。今年のテーマは『エコ産業』とのことです。

『エコ』のなかで竹産業を選択されて、今回、弊社の竹炭体験教室に参加していただき、感謝、感激です。(^^♪

CIMG4878

感謝の気持ちをこめて特大写真を入れました。(一列目右が財前先生。右から2番目は竹取座代表。)

 

教室の内容としては、竹切り体験・チッパーの実演・竹割り体験・商品の紹介・窯のしくみ説明・火入れまでを行いました。

竹を切ったり割ったりの注意が必要な作業でしたが、初めてのことにも関わらず、とても上手に、しかも楽しそうに

こなしてくれました。若い方たちが、竹炭に興味を持ってくれることに私も期待を込めて頑張りました。

 

お昼の焼き芋もおいしかったです。

 

2時くらいに火入れを行いました。本当は、竹酢液が出るところもお見せしたいと考えてましたが、ちょっと時間が

足りず、弊社のミニショップを見てもらってタイムアップとなりました。

 

こうして無事に竹炭体験教室を終え、午後3時ごろ先生・生徒さん達が帰られました。

CIMG4881

財前先生、生徒さん、今日はお疲れ様でした。エコ産業として、竹・竹炭の研究を今後よろしくお願いいたします。

 

 

 

と感謝しながら・・・・・

私は、これから炭焼きの続きを致しました。

CIMG4882<この画像、ちょっとサルの顔っぽく見えるのは私だけ??>

夜中に撮影した窯の写真です。この時の炭化温度が750℃。中身の種類が多少違うのが少し心配でしたが、夜12時ごろ

精練をして、窯を閉めました。あとは2日間の自然冷却で完成です。

先生、生徒のみなさん、今日はありがとうございました。良い一日でした。

竹取座のミニショップ準備中

竹炭と竹酢液製品のミニショップを敷地内に開設することとなりました。

大分県で竹炭といえば、『竹取座』となるよう、良い製品を作って販売していきたいと思います。

今年に入って、日出町の大神地区の方々で、『大神海岸線プロジェクト』を立ち上げておりまして、

今後、大神のほうへ来られるお客様に、弊社の竹炭窯と竹炭・竹酢液製品をご紹介できるといいなと

思い、ミニショップを作ることにした次第です。

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まだ準備中ですが、完成したらこのサイトにてお知らせしたいと思います。営業時間はまだ未定ですが、

予定では、曜日や時間を限定してスタートするつもりです。

竹取座には現在、窯を三基設置しております。竹炭体験教室も実施しておりますので、竹炭・竹酢液に

ご興味のある方は、ぜひいらしてみてください。

サントルD開発秘話 最終回

サントルD開発秘話は今回が最終回です。

サントルD完成後、まずは弊社が維持管理をしているお客様に限定販売致しました。

結果は分かっていましたが、皆様にご満足いただくことができ、ホッといたしました。

その後すぐに特許の申請も致しました。特許は平成21年に無事取得でき、その年の販売数は、

前年の倍になりました。現在は年々利用者は増加し、リピート率も95%以上を維持しています。

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浄化槽の消臭と害虫駆除と汚泥減少をすべて実現できる画期的な商品です。その効果の持続期間は

1年間ですが、これも業界初の驚異的な持続力です。必ずご満足いただけると信じております。

サントルDは、工房開設から特許取得・実用化までに16年の歳月がかかりましたが、私たちの水資源と

環境衛生を守るために、大いに活躍することができると信じております。

 

これにて『サントルD開発秘話』は終了です。ご質問等ございましたら、竹取座までご連絡をお待ちして

おります。0977-72-5078 または、0977-67-7898 まで。

 

 

サントルD開発秘話③

前回の続きです。

一つの窯内で品質を一定にするには、灰にならずに、焼きムラのない炭化が実現できなければなりません。

まずは窯の形状の改良。燃焼室の位置や大きさも関係いたします。そして、空気の入り方や圧力のかかり方

も改良のポイントとなりました。そして何よりも炭化の過程で灰になりにくい構造にしなくてはなりません。

灰になる部分は決まっています。長時間高温気体にさらされ、炭化が進みやすい場所です。

詳細は書けませんが、これらの課題を一つ一つを実験しては改良し、仮説を立てては実験しの繰り返しでした。

最終的に考案したのが現在の『二重窯構造』です。弊社の窯は、少し特殊な二重窯構造をしています。

ようやく、形になった時は工房開設から10年が過ぎていました。

 

もちろん、その過程で炭の品質は、グングンと良くなってゆきましたので、『サントルB』『サントルC』と

改良されて最終的に窯の成熟とともに『サントルD』が出来上がりました。

サントルDは、浄化槽での実験ですので、長い年月を必要としました。粒が詰まったりしないか、適量はどのくらい

が理想的なのか、何℃で炭化したものがもっとも効果を発揮できるのか、効果の持続力と粒子の大きさの関係性、竹炭

の硬さなど、あらゆる可能性を考えて実験し、現在の『サントルD』となりました。だから、ご心配なさらずに。

浄化槽が壊れるなんてことは、ありませんから。

 

続きは次回にて。この後、特許取得とともに本格的な販売を開始することとなります。

サントルD開発秘話②

昨日の続きです。

そもそもどうして竹炭を浄化槽に利用することになったのかといいますと・・・

弊社は浄化槽の維持管理業を営んでおります。浄化槽は、みなさまもご存じのとおり、たまにニオイがいたします。

特に、雨の日や朝方にニオイが上がってくることが多く、また、汲み取りをすれば微生物が減ってしまうので、

しばらくニオイがしてしまいます。慣れてしまった方も多いでしょうが、汲み取っても汲み取らなくても臭うのが

浄化槽です。ニオイの問題はご近所でも指摘する方が少なく、誰も見て見ぬふり?臭って臭わぬふりをしています。

 

最初はこれを解決するために竹炭を利用することを考えました。ところが、実験を重ねるうちに驚きの効果を発見

いたしました。それは、一定の品質の竹炭を適量投入すると、浄化槽のニオイばかりか、そこで生活しているゴキブリ

やチョウバエ、便所バチなどの幼虫や卵も分解して殺してしまえるということでした。これは大発見でした。

さらにもうひとつ、竹炭の効果で浄化槽の汚泥を分解して減らしてしまえるということが実験的にはっきりしました。

(その後、これは国立環境研究所というところで、確かな実験結果が出ています。)つまり品質を改良しさえすれば、

弊社の「サントルD」は一石三鳥の効果があることが予想できました。おまけの果てに効果の持続期間が他社の化学製品

に比べダントツに長く、浄化槽のためだけでなく、自然にもやさしい、まさに環境のための製品になると確信し、完璧な

商品化を目指しました。

 

とにかく、これだけの効果が今ようやく証明されているのですが、浄化槽で利用するには、竹炭の品質が課題でした。

その後、弊社は、一定品質の竹炭を作れる窯の開発をすることとなります。誰が焼いても簡単に一定品質の竹炭を作れる

窯を作れば、浄化槽に最適な竹炭(炭の硬さや粒の大きさ・炭の化学的性質が同一で最適な竹炭)を作ることが可能と

考えたわけです。

taketoritaro1 写真は竹取座の特許二重窯(2013年現在3基設置)

・・・続きは次回にて。次回以降は、その後の窯開発とサントルDの特許取得について投稿いたします。