竹炭にはこんな効果があります。
竹炭が広く普及しない理由の一つに、作り手側が竹炭の性質や性能を深く理解していないことが挙げられると思います。ひどい場合は全く効果を発揮しない竹炭が高級品として売られていることがあり、現状は野放し状態と言えます。
販売するからには、知識とプライドを持って作ってゆきたいものです。
すべてはその構造と性質から・・・
竹炭の性質や効果については、他サイトにも様々な内容が載っていますが・・・
ここでは、竹炭の構造や性質による基本的な根拠をもう少し強調したいと思います。
- 多孔質であること
- 多孔質とは、小さい穴がたくさん開いていてその単位体積あたりの表面積が何百倍にも大きくなっている構造をいいます。多孔質素材の一般的な特徴として、
吸着する ・・・表面積が大きいので、拡散した空気中のニオイ成分や水分を吸着できる。
空気の層が多くなる・・・空気は熱が伝わりにくいので外気を遮断する。保温・断熱効果。
微生物が住み易い・・・微生物の安全な住み家となり、有機物等の分解を促進する。浄化作用。
- 全ての孔が空気や水を通しやすい構造であること
- 竹は火をつけると凄まじい火力で燃え上がります。それは、空気を非常に通しやすい構造であるからです。空気を通しやすいという事は、湿気の吸着と放出能力も高くなるということです。
- 弱アルカリ性~アルカリ性であること
- アルカリ性の一般的な特徴として、
有害微生物の侵入や増殖を防ぐ・・・石灰等のアルカリ性物質はウイルスや有害な細菌の増殖を防
ぐため、抗菌効果があります。
酸性の気体と反応する ・・・酸とアルカリの反応によりシックハウスの原因となるホルムアル
デヒド等の有害な酸性気体をしっかりと取り込みます。
電気的にマイナスに帯電する ・・・マイナスイオンを発生しやすい。
- 遠赤外線を吸収・再放射しやすいこと
- 竹炭に限らず遠赤外線は発生しますが、遠赤外線の吸収と再放射の能力は、物質によって違うそうです。多孔質であることと遠赤外線の吸収・放射能力が合わさって竹炭の効果と言えると思います。
この効果は炭化温度や粒の大きさ、製品化の材料によって大きく変わります。
竹炭の消臭効果もニオイの種類によって高温炭化の方が良い場合と低温炭化の方が良い場合とがあります。
粒の大きさも重要な要素です。詳しくは弊社の品質基準をご覧くださいませ。