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竹炭の物理的吸着性能は、単純に細孔の大きさと数に比例します。
左の写真のように無数の穴(ハニカム構造)が竹炭の物理的吸着性能のヒミツです。竹炭の比表面積とは、この無数の細孔の表面積のことで、炭化温度によって差が出ます。炭化温度が650℃~800℃で最大クラスの大きさになります。湿気の吸着は、物理的性能が重要です。
竹炭の化学的な吸着性能は、酸性とアルカリ性は互いにくっつきやすいという性質のことです。
竹炭は、高温で炭化するほどアルカリ性が強くなります。つまり吸着したいモノがアルカリ性の場合は、低温で炭化した方が良く、吸着したいモノが酸性の場合は、高温で炭化する方が良いということです。
一般に住宅の有害化学物質は酸性のものがほとんどですから、シックハウス症候群等は、高温炭化の竹炭がよいのです。サントルDは、アンモニア臭の吸着を重視しますので、低温で炭化します。
最後にせっかくの性能を有した竹炭を二次加工で台無しにしないことが竹取座のこだわりです。粗悪な消臭竹炭の不織布をあえて破いてみると、効果をほとんど発揮しないであろう紙袋等に炭を入れているものもございます。これでは、せっかくの竹炭が台無しです。竹取座では、竹炭を充填する不織布を厳選し、粉が漏れずに通気性が確保されている特殊な不織布を採用しております。
竹炭の充填に使用する不織布。通気性が良く粉漏れしない素材です。右は拡大画像
用途によって、重視すべき基準は違います。だから用途ごとに炭化温度を一定に調整する技術が必要です。昔ながらの土窯や石窯では到底困難な製造基準で、本質を生かした竹炭製品を製造しています。